2010年01月17日

希望の餅つき


















芸術の駅前どんこやからです。

明日で15年目になる阪神大震災。

どんこや新年会がささやかにおこなわれた夜に「神戸新聞の7日間」という番組を観た。
生々しい焼け野はらが写真で登場する場面に。
無残な姿をさらしていた神戸の町を前職の奈良市たんぽぽの家から、
障害者安否確認を目的に結成されたヘルプネットワークの
現地担当を託され不安な気持ちで歩いた記憶がよみがえった。

無我夢中で全国から集まったボランティアのコーディネーターとして
上手くいかない日を思いだした。

障害者名簿公開をできない神戸市役所との激しい交渉。

市役所職員も被災者だったことを考える余裕がない窮地の現地。
倒壊した瓦礫から動けない高齢者。
避難所にて大変な思いをする障害者と家族。
テレビを観ながら振り返りました。
数日前まで遺体安置所となっていた寺をヘルプネットワークの
事務所にして全国から集まったボランティア。
同じ神戸で新聞記者たちが地元紙を市民に
被災情報を伝えるために全壊判定を受けた神戸本社から
京都新聞と共に紙面をつくり闘う姿。

生々しい。

そして、悲惨な被災記事から希望を届ける記事に変わるシーンに、
ぐっときました。

神戸新聞社の行動に新聞の偉大さと勇気を感じ。
福祉マンとして、父親として、市民として、
これからの地域コミュニティを仲間たちと考える課題をつきつけられてます。
他人事でない災害時。

ふと不思議と、山田洋次監督のインタビューには、節目節目で出会います。

監督曰く、絆っていうのは、ある意味、めんどくさいんだけど。
今、社会全体で、このめんどくさいんことを考えないといけないんではないかと。
経験から思うのは、緊急時に現れるのが普段の日常。
この日常という絆に気づかす忙しさにかまける毎日。


今日はどんこやの存在、やるべき使命を感じる新年会。
ヘルメットボーイ和田くん、イオン王子のノウミさんへ送ります。

ご近所付き合いをお互い大切にいきましょう。
アヤマチでなく、綾町の倫太郎氏の新年会スピーチは、絆の深い話でした。
ありがとうございました。
イオン王子との素敵な写真を送ります。

たちねあつのり



Posted by donkoya at 01:03│Comments(0)
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